公務員試験は基本的に教養試験と面接試験で合否が決定されますが、できることなら保有している資格やスキルによって他の受験者よりも有利に進めたいと考えている人もいると思います。
警察官試験など「資格加点」制度がある試験では、その効果がはっきりしていますが、一般の公務員試験においては具体的に示されていないため、その場合、全く意味がないのでしょうか?
いえ、そのようなことはなく、資格・スキルが有利となる可能性は大いにあります。
そこで、今回は、一般の公務員試験で有利な資格・スキルについて、解説します。
ぜひ、参考にしてください。
本ページはプロモーションが含まれています
【ズバリ教えます】公務員試験突破に有利な資格・スキル
資格やスキルは公務員試験のどの場面で生きてくるか
さきほども触れましたが、公務員試験は基本的に「教養試験」と「面接試験」で構成されます。
警察官試験など「資格加点」がある場合は前半の教養試験で加点をされる形になることが多いですが、それ以外の場合、資格やスキルを加味する機会は「面接試験」の場面になります。
面接に際して受験者が記入する面接カードには大抵、「資格」欄があり、そこに記載をしておくことで、面接において、面接官がそれを質問するという流れになりますので、そこで答える機会がでてきます。
英語や簿記は思ったほど評価されない
これまで就職試験で活用できそうな資格と言えば、「英語」や「簿記」が真っ先に思い浮かびますが、一般の公務員試験では、思ったほど評価されないのが実情かもしれません。
もちろん、それらの難易度の高いスキルを保有していることは素晴らしいのですが、行政でそれらのスキルと直結する業務が限られていること、また、最近のAI技術の進展で風向きが変わってきていることから、面接での評価という視点では、「有利」とまでは言えないのが現状のようです。
有利となる資格1:士業資格
公務員試験で有利な資格としては、まず「士業資格」です。
士業資格とは、弁護士・司法書士・弁理士・税理士・社会保険労務士・行政書士・土地家屋調査士・公認会計士・中小企業診断士・不動産鑑定士の10士業になりますが、これらはいずれも公務員の業務で活用できるため、やはり重宝されます。
ただし、これらの資格を取得することは簡単ではないため、公務員の受験と並行して進めることは難しく、また、士業資格を持って仕事をしている人が公務員に転職することは多くないでしょう。
挙げてはみましたが、稀な例かもしれません。
有利となる資格2:情報系資格
そこで、今、公務員試験の面接試験で現実的に最も評価の対象となりやすいものは何かと言えば、ズバリ、情報系資格です。
急速に進んでいるDXやAI時代の到来で、間違いなく行政の世界も変わっていきます。
こうした変化と公務員、「公務員試験」も全く無関係ではありません。
つまり、高まる行政の「情報人材」のニーズに応えれば面接試験での大きな差別化につながって、合格を近づける方法になるはずです。
最近はChatGPT(チャットGPT)の登場で、AIとの共存の現実味が一気に高まってきています。
外部人材を高い報酬で採用したり、専門業者への委託が行われますが、行政の仕事の中身は行政職員でしかわからないところもあり、行政内部とエンジニアをつなぐ職員が必ず必要となってきます。
ある程度の情報系スキルをもっている公務員がいれば、両者を理解できる存在として、重宝される状況になっています。
したがって、情報系スキルを取得し、公務員試験の面接試験でアピールすることができれば、プラスに働く可能性は十分にあります。
【情報系スキルは面接での評価アップ要素になる可能性大】
(おすすめの情報系スキル)
●チャットGPTなど生成AIを使いこなすスキルのプロンプトエンジニアリングのスキルが注目度急上昇
●AI資格なら、まずはG検定、上位はE資格
●ITパスポートもまだまだ歓迎される
●時間的余裕があれば、基本情報技術者試験にチャレンジしたい
面接時に資格取得や受講完了までできていれば望ましいですが、現在勉強中という話をできるだけでも印象・評価は違ってくると思います。