スタートから合格まで!就職氷河期世代の試験対策の具体的な進め方

 就職氷河期世代の試験対策について、スタートから合格までの具体的な進め方を、順を追って書いていきます。

 これから勉強を始めようとされている方や、うまくいかなくて悩まれている方に、参考にしていただければ幸いです。

(試験日程等は、2022年3月13日時点で整理したものです。)

 

スタートから合格まで!就職氷河期世代の試験対策の具体的な進め方

f:id:mameshibafukuryu:20211127192342j:plain

(1)スタート!まずは受験したい自治体の日程や受験資格などを確認しましょう

 一般的な試験の年間スケジュールは次のとおりです。

 社会人経験者試験は春と秋に分かれますが、就職氷河期世代試験の大半は、秋シーズンに実施されます。

 具体的な日程等を次に書いていきますので、希望の受験先を確認しましょう。

 

(試験日程)

 「就職氷河期」対象試験を実施する予定の都道府県の試験について、2022年度の日程を整理しています。

 ※国家公務員については次の記事をご覧ください。

koumuin-ouen.hatenablog.com

 


 多くの自治体では、申込方法が電子申込になっていると思います。

 紙の申込より短時間で済むものではありますが、余裕を持って申し込みをされることをオススメします。

 なお、試験の詳細な内容が書かれた「受験案内」は、おおむね、この申込開始ごろにその自治体の試験担当部署(人事委員会など)のホームページに掲載されます。

「受験案内」を必ず読んで、試験内容や留意点など、しっかり確認してください。

(2022年度試験)

 

(受験資格)

 すでに公表しているものや昨年度の受験資格を参考に記載しています。

 職務経験年数や雇用状況の条件が付く場合もありますので、必ず「受験案内」を確認してください。

 受験案内の受験資格に該当すれば誰でも受験できますので、学歴(大卒、高卒等)などは関係ありません。

(2022年度試験)

 

 

(試験内容)

 試験全体は次のとおりです。

 個別に説明していきます。

 

(2022年度試験)



 

○教養試験(教養試験、基礎能力試験、SPI3)

 1次試験ではペーパーテストの教養試験が実施されます。

 社会人を対象とした公務員試験でも一律ではなく、1次試験の教養試験の内容は大きく分けて3種類があります。

 

①基礎力系(職務基礎力試験など)

(社会人経験者試験では半分程度の団体
就職氷河期対象試験で使用する団体もある)

 問題文は、短めです。

 短時間で多くの問題数を解答するようになっており、スピードが問われます。

 内容は、時事、言語、数的推理などで構成されていて、大卒試験の教養試験などに比べて勉強期間が短くても対応しやすくできており、社会人向けに作られた試験です。

 

②教養試験(上級)

(社会人経験者試験では残り半分程度の団体)

 いわゆる大卒程度の試験です。

 難易度は高く、かつ、出題範囲は、社会科学、人文科学、自然科学のいわゆる「知識分野」と、数的推理、判断推理、文章理解、資料解釈などの「知能分野」から幅広く出題されます。

 準備は、「①社会人基礎試験」に比べて、格段に必要になります。
(※ただし、新卒の試験と違って「専門試験」はない、つまり、行政・法律・経済分野から選択する、別にある専門試験についての学習は不要ですので、間違わないように気を付けましょう。)

 

③教養試験(初級)

就職氷河期対象試験では大半の団体で使用)

 いわゆる高卒程度の試験です。

 難易度は大卒程度よりも易しいですが、出題範囲は、社会科学、人文科学、自然科学のいわゆる「知識分野」と、数的推理、判断推理、文章理解、資料解釈などの「知能分野」から幅広く出題されます。

 準備は、「①社会人基礎試験」より必要になるかもしれません。

 

 昨年度の試験内容は次のとおりです。

 受験を考えている団体の試験内容が3種類のうちどれかを、まず把握しましょう。

f:id:mameshibafukuryu:20220327134544p:plain

f:id:mameshibafukuryu:20220327134601p:plain

f:id:mameshibafukuryu:20220410184547p:plain

f:id:mameshibafukuryu:20220410184605p:plain

 

 公務員試験の最難関は教養試験ですが、勉強は「理解」→「演習」の順に進めます。

 この勉強方法で、通信講座と問題集をミックスさせている人は、多いようです。 

 独学では参考書で行う「理解」の部分を、通信講座を使うことで、よりスムーズに進めることができます。

 その上で、「演習」は市販の問題集を繰り返し解けば身につきます。

 

 勉強に使える時間や定着度合いに応じて、問題集との組み合わせで、自分に合った形を作っていくことができます。

 

※例:スタディングを使った場合の組み合わせ

(関連記事)

【1か月でも勉強できる!】残り時間別の教養試験対策8パターン

 

教養試験対策

最大の難関は教養試験ですね。問題集でしっかり演習に励みましょう。

koumuin-ouen.hatenablog.com

 

問題集だけでは難しい場合が多いかもしれません。通信講座との組み合わせが学習をサポートしてくれます。

koumuin-ouen.hatenablog.com

 

 

○論文試験、作文試験
 自治体によって論文試験のところもあれば作文試験のところもあります。

 論文も作文も同じように見えますが、大きく違います。

 

論文試験

根拠や客観的な事実などを基にして課題の答えを書くもの

 

作文試験

自分の体験や感想を書くのもの

 

というのが一般的な定義になります。


 課題も、例えば、論文試験は「外国人労働者の受け入れについて、あなたの考えを述べなさい」といったもので、作文試験は「これまで主体的に改善を図ったことについて、述べなさい。」といったものになります。

 このため、論文試験の方が事前の準備がだいぶ必要になってきます。

論文・作文試験対策

形式対策よりも内容対策。差別化を図ることができるように取り組みましょう。

koumuin-ouen.hatenablog.com

 


○適性検査

 たくさんある「質問」を時間内に次々と答えていくもので、それによって性格の傾向を導くものになります。

 大抵は面接試験で確認するなどの材料に使われることが多いようです。

 それをもって合否に影響することはないため、あまり深く考える必要はありません。


○個別面接、人物試験、口述試験

 いずれもいわゆる面接試験です。

 ここが最大の勝負どころです。

面接試験対策

早く対策を始めることが、最後に差をつけるポイントととなります。

koumuin-ouen.hatenablog.com

スキルアップは面接で差をつける方法として有効です。何より、試験後も自分に残る財産になるわけですから、無駄なことはありません。

koumuin-ouen.hatenablog.com

 

 

(採用予定数)

 採用予定数は、すでに公表されているところもありますが、さきほど書いた「受験案内」に記載されて公表されることが多いので、必ず確認してください。

 2021年度の倍率を2020年度の倍率と比較してみると、多くの倍率が下がっていることがうかがえます。

 国家公務員の就職氷河期世代対象試験でも同様の傾向がみられていましたが、2020度は初年度で注目度も高く申し込みが殺到しやすかった一方、2021度は2年目で落ち着いたことや、前年度のあまりの高倍率を見て敬遠した人も多かったのではないかと考えられます。

就職氷河期世代の公務員試験は無理」とあきらめず、むしろチャンスが到来していると思っていいのではないでしょうか。

(2022年度試験)



 

(2)試験対策全体の力の入れ方を考えましょう

 限られた時間を有効に使うには、試験勉強を始める前に、試験の全体像をとらえて、力の入れるところを決めてメリハリをつけた対策を打っていくことが大事です。 
 試験全体で一番重要なのは面接試験ですので、そこで息切れしていては仕方ありませんが、かといって筆記試験を乗り越えなければ意味がないというジレンマもあります。 

○教養試験対策

 しっかり取り組む必要はあるが、通過できる水準以上に頑張りすぎる必要はない

○論作文試験対策
 体裁よりも内容を重視すべき

○面接試験対策
 全ての試験を通じて最も重要。

 その中でも特に、「責任感・使命感」を高めることに力を注ぐべき

 

(3)試験当日を万全の状態で迎えましょう

 まず、直前期で頑張りすぎて体調を崩しては、本末転倒です。

 基本的に、欠席者向けの再受験は用意されませんので、体調管理をしっかりと行いましょう。

 また、何があるか分かりませんので、前日、当日の朝までしっかり受験先のHPはチェックしましょう。

 さらに、一番怖いのが天候です。

 公務員試験は梅雨時期や台風時期と重なりがちなので、それに伴う日程変更や、交通機関への影響も大いにあり得ます。

 天気予報をしっかり見て、危なそうなら早めの対策を取るなど、当日慌てないように気を付けましょう。

不測の事態に備えて、会場近くに宿泊することもおすすめしています。

koumuin-ouen.hatenablog.com

 

 

おわりに

f:id:mameshibafukuryu:20211127192419j:plain

 スタートから試験当日まで書きました。
 
 就職氷河期世代対象試験の高い倍率をくぐり抜けるためには、人と同じようなことをやっていたのでは難しいです。

 お示しした内容を参考に、いかに差別化を図るか考えていただければ、合格をつかむことができるのではないかと思います。

 

(関連記事)

koumuin-ouen.hatenablog.com

 

 

ブログ筆者紹介:おりーぶ

過去に行政機関で勤務。自ら収集した情報や公務員の知人からの情報(マル秘情報なし)を整理して、ブログでわかりやすく発信します。

----------

【トップページ】

koumuin-ouen.hatenablog.com