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公務員試験を研究してきた筆者が、社会人向けの公務員試験について収集した情報を書いて、少しでもお役に立てたらという応援ブログです!

ゲーム理論からワクチン接種と集団免疫の関係を考えてみた(公務員試験 つぶやき)

 いよいよ公務員試験の地方上級(大卒程度)や社会人経験者の春シーズンの試験が近づいてきましたね。残り時間を大切に過ごしていただきながら、体調にも気を付けてください。試験を実施する団体のホームページには、コロナの感染防止策に関する注意事項が掲載されていますので、受験される方は必ず確認しておいてください。

ゲーム理論から考えるワクチン接種と集団免疫の関係

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 地方上級試験の経済学分野で頻出の「ゲーム理論」は、複数主体が関わる意思決定や相互依存状況などを数学的モデルを用いて研究するものですが、中でも「個人の合理的行動(利益追求)が全体としては非効率につながることがある」という矛盾を表した「囚人のジレンマ」が有名ですね。

ゲーム理論の代表例 「囚人のジレンマ」の話

 ある深夜、AとBという友人同士がふらついていて放浪罪の容疑で逮捕された。実は警察は彼らを2人組の強盗事件の犯人とにらんでいるが、証拠不十分のために強盗容疑では起訴できない。そこで検事は別々に収監されている2人を個別に呼び出し、こう取引をもちかけた。
 「もし君が強盗を自供し、君の友人が黙秘すれば、君は無罪放免で友人には懲役20年を求刑する。友人が自供して君が黙秘すればその逆だ。だがもし2人とも自供すれば、2人とも懲役10年だ。2人とも黙秘するなら2人とも放浪罪で微罪にするしかない。どれでも選びたまえ。」
 2人は打ち合わせできないため、相手の出方が分からない。容疑者Aにとっては、相手が自供する場合は、黙秘より自供が得。相手が黙秘する場合も、黙秘より自供が得。容疑者Bもそう考え、次表のとおり、結局2人とも自供して2人とも懲役10年となってしまう。

 2人が協力して黙秘することができていればそれが最善であったにもかかわらず、協力できないことで個別に合理性を追求し、2人にとっては不利な結果になるというもの、これが「ゲーム理論」の典型的な「囚人のジレンマ」です。

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ワクチン接種と集団免疫

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 今回ゲーム理論を話題としたのは、囚人のジレンマとは少し違いますが相互に依存している意味では、ワクチン接種と集団免疫の関係にも、その要素があると思ったからです。

 今週、アメリカのカリフォルニア州では若者の接種率が低く、更なる新型コロナウイルスの再流行を引き起こすおそれを心配しているとの報道がありました。若者世代は重症化リスクが低いことやワクチンへの誤った認識により、接種に消極的になっているとのことです。


 日本では高齢者の接種が進んでいますが、今後、仮に若者にアメリカのようなこういった考えが過度に多くなったり、必要以上にリスクをおそれて、他力で集団免疫となることを期待する人が増えた場合、次の表の左上のように、社会が期待している「集団免疫」は得られず、結果、ワクチン接種しない若者の間で再流行という可能性があるということだと思います。

 再流行してワクチンを打った人は安全ならまだ自己責任で済みますが、強い変異株が再流行すれば、そうはいかない可能性があるのが厄介です。

 

 もちろん、ワクチンの接種は強制されるものではありませんので、それを非難してはいけませんが社会全体として集団免疫を獲得しようとするのであれば、国が(ワクチンの安全性を大前提とした上で)安全性と有効性の丁寧な説明を行い、若者に対し、接種リスクに関する不安払拭に努め、接種率を高めることが必要になるのだと思います。

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