社会人・氷河期世代対象の公務員試験を受験する人には、安定を求めている人も少なくないでしょう。
しかし、人工知能(AI)が人類に代わって主役になる「シンギュラリティ」は2045年とも言われています。
DXも着実に進んでいるため、合格して公務員になっても「定年まで安泰」とは、ならないかもしれません。
時代はIT人材を求めており、需要過多の状況は続いていきます。
そこで今回は、公務員を取り巻く環境の変化に備えるために、また面接対策としてもオススメするAIスクールについて、書いていきます。
時代に順応できる公務員になりたいですね。
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AIが社会を仕事を変えていく
近年、ディープラーニング(深層学習)という技術的ブレークスルーが起きています。
これによって、AI投資、画像認識による医療等への活用など、私たちの身近なところにどんどん入り込んできています。
数年前に、囲碁の「アルファ碁」が世界的なトップ棋士を圧倒したことは大きなニュースとなりました。
アルファ碁は、人間の過去の棋譜(対局のデータ)を入れたAI同士がものすごいスピードで勝負を繰り返し、対局データを短時間に新たに積み重ねることができます。
その結果、どの手順、どの形が勝ちやすいかというのを導き、あっという間に、人間より強くなったわけです。
このことは、今まで「人間らしい」と考えていた「経験や感覚」の部分さえも、機械が表現し、上回ってしまう可能性が十分にあることを意味しています。
公務員の仕事の中でも、非定型的で人間しかできない仕事のように今は見えている部分も、同様かもしれません。
AIであれば、人間よりもっと瞬時に、正確に、より深く答えを出されてしまう可能性があります。そんな時代の到来を見据えておかなければいけませんね。
AIスキルをもった公務員=将来を支える公務員
着々とAIが進歩する中、近い将来、行政にもAIが入り込むことは間違いないでしょう。
しかし、AIスキルは簡単に得られるものではありません。
行政として考えるのは、まずは外部人材を高い報酬で採用したり、委託業者に任せるということが予想されます。
しかし、行政の仕事の中身、プロセスまで全てを業者が把握することはできないため、ここで、行政内部とエンジニアをつなぐ職員が必ず必要となってきます。
こうした状況において、ある程度のAIスキルをもっている公務員がいれば、両者を理解できる存在として、中心的な存在となるでしょう。
よって、将来のことを見据えて、今からAIスキルを学んで自己投資しておけば、より必要とされる公務員として働けると思います。
民間でも「リスキリング」の名のもとに、雇用者がAIを学ぶ流れになってきています。
このトレンドに沿って、AIを学んでおくことに価値はあるということですね。
AIが学べるおすすめのスクール3選
AIを学ぶことのできるスクールは、数多くあります。
この中で、公務員試験の勉強と並行して進めやすい
・オンライン学習できるもので、
・国の教育訓練給付金を使ってお得に学べるスクール
を3つ選定しました。
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AIコース8週間プラン | 2か月 | |||
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機械学習・深層学習オンライン講座 | 3か月 | |||
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Aidemyプレミアムプラン(AIアプリ開発講座) | 3か月 |
教育訓練給付金は、公務員になってしまうと活用することはできません。
そういった意味では、転職活動中に活用しておきたいところです。
※給付金については、必ず最新の情報をご確認ください。
■TEC ACADEMY(テックアカデミー)
「テックアカデミー」は、短期間でAI(人工知能)の構築に必要な機械学習・ディープラーニングを学べます。
(特長)
・週2回マンツーマンでのメンタリング
・毎日15〜23時のチャット・レビューサポート
・全員が実務経験3年以上の現役エンジニア
・チャットによる質問にも、サポート時間内に現役エンジニアが即対応
教育訓練給付金をうまく使えば、10万円程度あればAIを学ぶことができる。これは相当お得ですね。
■AIジョブカレ
「AIジョブカレ」は、実務で使えることをゴールとしています。
(特長)
・実践に近い状況をサンプルデータを使用
・AIの未経験者でもAIを実装できるようなカリキュラムを用意
・講座修了後も知識アップデートを支援
比較的低コストに加え、講習終了後も引き続きフォローがあるのがいいですね。
■Aidemy(アイデミー)
「Aidemy」(アイデミー) は、完全なプログラミング初心者から研究者にまで対応した幅広く優良なコンテンツを提供しています。
(特長)
・講師がマンツーマンで、一人ひとりの学習進度に合わせてサポート
・受講期間内であれば、画像認識・自然言語処理・AIアプリ開発等の講座からさらに学習したい講座を自由に追加受講することができる。
・SaaS型AI学習サービス「Aidemy」会員登録者数 55,000名突破
なんといっても業界最大手ですから、信頼は抜群です。本格的にやりたい人には最もオススメです。
まずは基本的知識を固めたいという方には基本情報技術者試験
公務員試験では、この「基本情報技術者試験」は、例えば、警察官試験の資格加点の対象にもなっているところも多いなど、行政機関での情報スキルを評価する資格にもなっています。
それも壁が高いという方は「ITパスポート」から学んでおくとよいでしょう。
まとめ
今回は、AIによる社会変化や公務員を取り巻く環境がどうなるかをお伝えするとともに、それに備えて具体的にどういったスキルが必要かについて、書いていきました。
公務員試験の最終合格に向けても、「スキルアップ」に取り組むことは大きな役割を果たすと思います。
時間やコストとの相談にはなると思いますが、公務員試験合格のためのカギ「差別化」のため、スキルアップを、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
過去に行政機関で勤務。自ら収集した情報や公務員の知人からの情報(マル秘情報なし)を整理して、ブログでわかりやすく発信します。
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