社会人・就職氷河期世代対象の公務員試験は、競争倍率が高く、簡単に合格できるものではありません。
これらの試験を本気で合格したいというのであれば、ライバルと同じことをするのではなく、どうやって差をつけるかが重要となります。
そこで、試験全体を通じた中で、どこで差別化を図るのかご紹介しますので、ぜひ合格戦略の参考にしてください。
社会人経験者・就職氷河期世代対象の公務員試験を本気で合格するための方法
試験全体の戦略
試験全体を俯瞰した上で差別化を図るポイントを把握する
公務員試験は、教養試験が第一関門ですが、最終合格するためには、他に論文試験、面接試験などがあります。
試験全体を見れば、長丁場となります。
もちろん、教養試験対策は最大の難所ではあります。
そこを越えないと始まらないというので、どうしても頑張らなくてはいけません。
しかし、試験全体で見た時には、教養試験対策の頑張りが「差別化」につながることはありませんので、そのことを理解しておく必要があります。
(場合によっては、後の試験で、その点数がリセットされることもあるくらい全体の中での評価の比重は低くなっています。)
このため、教養試験対策だけでなく、試験全体を俯瞰した上で、差別化を図るポイントをしっかり把握しましょう。
そして、そこに早い段階から力を注いでおくべきです。
差別化を図るポイントは、
・論作文試験対策のうち内容対策
・面接試験対策
・入庁後のためのスキル取得
の3点です。
論文・作文試験での差別化のポイント
論作文試験対策のうち内容対策で差別化を図ります。
そのためには、受験先の団体の総合計画などを活用して、独自の整理をしておくことをおすすめします。
これは面接試験対策にもつながります。
面接試験での差別化のポイント
面接試験で差別化を図るには、面接試験の評価項目の「使命感」につながる「志望動機」をとにかく追求すべきです。
なぜ公務員になりたいのか、の理由が、明確に説明できるようになれば、それで面接対策の半分は終わったようなものです。
急がば回れ!スキル取得が合格のカギ
最後に、全体戦略に掲げている「スキル取得」は、直接試験に必要なものではありませんが、ここに取り組むことが最大の差別化ポイントで、合格のカギになると考えます。
「試験対策で手いっぱいなのに、そんな余裕はない。」と思われるかもしれませんが、他のほとんどの受験者がそう思うからこそ、チャンスです。
「急がば回れ」の言葉のとおり、こうした取組が最後に面接で大きな力を発揮すると思います。
スキルを取得し終えてなくても、取り組んでいることを面接で言えるだけでも、評価は違ってくることでしょう。
いずれにせよ自分の将来にとってムダになることはないと思います。ぜひ、試験勉強と並行して取り組むことを検討してみてください。
(↓ 関連記事はこちら)
まとめ
今回は、社会人・就職氷河期世代対象の公務員試験を本気で合格するための方法について書きましたので、ぜひ参考としてください。
本気で合格するためには、ライバルと同じことをするのではなく、差別化を図ること。そのカギは、論作文、面接、スキル取得です。
過去に行政機関で勤務。自ら収集した情報や公務員の知人からの情報(マル秘情報なし)を整理して、ブログでわかりやすく発信します。
----------
【トップページ】