2023年度 国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)の実施日程について、7月3日に人事院より発表されています。
試験概要と対策について説明してきます。
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国家公務員試験(就職氷河期世代)(7/3公表の情報など)
試験申込
申込期間は、2023年7月19日~7月28日です。
申込期間は10日と短いので、確実に申し込んでください。
(人事院「受験案内」のページ)
中途採用者選考試験(就職氷河期世代)|国家公務員試験採用情報NAVI
※受験資格など、必ず確認してください。
(国家公務員試験 申込ページ)
※なお、「事前登録」だけでは、申込完了になりません。 必ず、「事前登録」と「申込み」を行ってください。
1次試験地
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、那覇市
(詳細な試験場は受験票で通知)
試験日程と試験内容
試験日程と試験内容は、次のとおりです。
●1次試験日程
2023年10月29日(日)
申し込みから試験まで3か月の対策時間はあります。
●試験内容
・基礎能力試験(多肢選択式)
※高等学校卒業程度の問題
・作文試験
【基礎能力試験の内容】
・40題、5択
・知能分野20題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)
・知識分野20題(自然科学、人文科学、社会科学(時事含む)
【合否判定方法】
・基礎能力試験は1題1点で40点満点
・基礎能力試験の得点が11点以下の場合、基準点以下のため不合格
(作文は評定されない)
・作文は、合否の判定のみ
・作文が「合」の中で基礎能力試験の上位から合格者を決定
いわゆる教養試験は高校卒業程度。対策には「初級」・「高卒程度」のものを使うと良いでしょう。
●2次試験日程
2023年12月6日~12月18日(予定)
●試験内容
採用面接等
●最終合格発表日程
2023年12月25日(月)
2023年度の採用予定者数
●2023年度採用予定者数
182名
過去(3年)の試験実施状況
過去3年の実施状況を整理していますので、対策の参考としてください。
申込者数と合格者数
申込者数は、初年度と比較して2年目は大幅に倍率が減少していましたが、3年目はやや持ち直しています。
(2020年度)
※受験者数のデータなし
↓
(2021年度)
↓
(2022年度)
1次基礎能力試験通過倍率と最低合格ライン
・2020年度は、40題のうち33~28問が正答最低ライン、つまり7割から8割以上を正解しないと1次試験は合格できない状況 でした。
・2021年度は、問題のレベルが変わったかは定かではありませんが、40題のうち、25~18問が最低ライン、つまり6割から5割程度まで正答最低ラインが下がりました。
・2022年度は、29~20問が最低ラインでしたので、7割から5割程度。やや上昇した結果ですが、試験の区分では引き続き低下したところもあり、区分によっては差異が出ている印象です。
(2020年度)
↓
(2021年度)
↓
(2022年度)
(3か年推移)
まずは基礎能力試験対策
試験の全体像も把握しつつ、まずは教養試験(基礎能力試験)対策を、というところだけど、問題集?それとも予備校とかに通わないとダメ?
勉強法は様々ですが、オススメは「通信講座」+「問題集」演習です。
基礎能力試験は、先述のとおり、知能分野20題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)と知識分野20題(自然科学、人文科学、社会科学(時事含む)からなる高卒程度の試験ですので、いわゆる「教養試験(初級)」のタイプになります。
対策としては、一般的な資格の勉強と同じで、「理解」→「演習」の順に進めます。
忙しい社会人は、時間の拘束がなく家計にもやさしい通信講座(オンライン)をメインにすることをオススメします。
(通信講座が必要な理由)
●時短効果がある
様々な機能を使い、理解度・定着度を確認しながら進められるため、独学より効率的に学習を進めることができる。(社会人は忘却との戦いでもある。)
このため、問題集のみによる独学などに比べ、かなりの時短効果を得ることができる。
●試験種類にかかわらず対策を開始できる
社会人向け公務員試験の教養試験の種類は3種類あり、併願などする場合、対策が異なってくる。また、受験案内などの確認は直前となる場合も。
このため、共通的に対策を進められる通信講座を使うことで、早めに学習を開始することができる。
まとめ
【情報系スキルは面接での評価アップ要素になる可能性大】
(おすすめの情報系スキル)
●チャットGPTなど生成AIを使いこなすスキルのプロンプトエンジニアリングのスキルが注目度急上昇
●AI資格なら、まずはG検定、上位はE資格
●ITパスポートもまだまだ歓迎される
●時間的余裕があれば、基本情報技術者試験にチャレンジしたい
面接時に資格取得や受講完了までできていれば望ましいですが、現在勉強中という話をできるだけでも印象・評価は違ってくると思います。