2022年度 国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)の実施について、7月1日に人事院より発表されています。
まずは、しっかりと申込をしてから、試験対策を考えましょう。
★来年度再挑戦をめざす方はこちらを参考にしてください。
国家公務員試験(就職氷河期世代)(7/1公表の情報)
試験申込
申込期間は、2022年7月20日~7月29日です。
申込期間は10日間と短いので、確実に申し込むよう注意してください。
(人事院「受験案内」のページ)
中途採用者選考試験(就職氷河期世代)|国家公務員試験採用情報NAVI
※受験資格など、必ず確認してください。
(国家公務員試験 申込ページ)
※なお、「事前登録」だけでは、申込完了になりません。 必ず、「事前登録」と「申込み」を行ってください。
1次試験地
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、那覇市
(詳細な試験場は受験票で通知)
会場が分かり次第、会場近くへの宿泊をおすすめします。その場合、予約は早めにしておいた方がいいと思います。
【参考記事】公務員試験の前日は会場の近くに宿泊した方がいい理由
試験日程と試験内容
試験日程と試験内容は、次のとおりです。
●1次試験日程
2022年10月30日(日)
申し込みから試験まで3か月の対策時間はあります。
●試験内容
・基礎能力試験(多肢選択式)
※高等学校卒業程度の問題
・作文試験
【基礎能力試験の内容】
・40題、5択
・知能分野20題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)
・知識分野20題(自然科学、人文科学、社会科学(時事含む)
【合否判定方法】
・基礎能力試験は1題1点で40点満点
・基礎能力試験の得点が11点以下の場合、基準点以下のため不合格
(作文は評定されない)
・作文は、合否の判定のみ
・作文が「合」の中で基礎能力試験の上位から合格者を決定
いわゆる教養試験は高校卒業程度。対策には「初級」・「高卒程度」のものを使うと良いでしょう。
※10/31に人事院ホームページに正答番号が公表されています。(11/7まで)
https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/senkou/hyougaki.html
●2次試験日程
2022年12月7日~19日(予定)
●試験内容
採用面接等
●最終合格発表日程
2022年12月23日
2022年度の採用予定者数
●2022年度採用予定者数
159名
過去2年と同程度です。
過去2か年の試験実施状況

就職氷河期の試験って確か1年目の結果を見て「これはムリ!」って思ったけど、今年もそうなのかな。
実は、1年目と比べて2年目はだいぶ緩和しています。状況を説明していきます。
申込者数と合格者数
申込者数ベースなので、(受験しない人も含まれることを考えると)実際の受験倍率ほど正確なものではありませんが、それでも2021年度は、前年と比べて全体的に半減に近い減となっています。
2020年度は初年度で注目度も高く申し込みが殺到しやすかったのもありました。一方、2021年度は2年目で落ち着いたことや、前年度の高倍率を見て敬遠した人も多かったということでしょうか。
(2020年度)
↓
(2021年度)
1次基礎能力試験通過倍率と最低合格ライン
2020年度は、40題のうち33~28問が正答最低ライン、つまり7割から8割以上を正解しないと1次試験は合格できない状況 でした。
2021年度は、問題のレベルが変わったかは定かではありませんが、40題のうち、25~18問が最低ライン、つまり6割から5割程度まで正答最低ラインが下がっています。
おそらく、申込倍率の傾向同様に受験倍率も下がっており、その分、正答ラインも下がったものと推測されます。
(2020年度)

↓
(2021年度)

2022年度も同様の傾向が続くなら、この1次試験は、対策次第で十分に通過できるレベルになっていると言えるでしょう。
これまで残念ながら合格ラインに届かなかった方も、まだまだチャンスはあります。対策を見直すこと、早め早めに取り組むことで、きっと良い結果につながるはずです。
最終合格に向けて

対策さえちゃんとすればチャンスがありそう。早速、全力で教養試験対策をすればいいのかな?
教養試験対策ももちろん重要ですが、試験はそれだけではありません。限られた時間を有効に使うには、試験の全体像をとらえて、力の入れるところを決めてメリハリをつけた対策を打っていくことが大事です。
「最終合格への道を具体的に知りたい!」という方は、次の記事を参考にしてください。
基礎能力試験対策

試験の全体像も把握しつつ、まずは教養試験(基礎能力試験)対策を、というところだけど、本屋さんの問題集?それとも予備校とかに通わないとダメ?
勉強法は様々ですが、オススメは「通信講座」+「問題集」演習です。
基礎能力試験は、先述のとおり、知能分野20題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)と知識分野20題(自然科学、人文科学、社会科学(時事含む)からなる高卒程度の試験ですので、いわゆる「教養試験(初級)」のタイプになります。
対策としては、一般的な資格の勉強と同じで、「理解」→「演習」の順に進めます。
この勉強において、通信講座と問題集をミックスさせて合格している人は、多いようです。
通信講座を使うことで、「理解」の部分を、よりスムーズに進めることができ、その分、演習やその他の対策に時間をかけることができるでしょう。
「演習」は市販の問題集を繰り返し解けば身につきます。
通勤時間や、ちょっとしたスキマを使って勉強するスタイルが今の生活に合っているかも。「通信講座」ならそれが実現できるわけね。
面接対策
最終合格に向けて最も重要な面接試験について、具体的方策を書いていますので、参考にしてください。

●元行政経験者で、人事・採用関係などとの親交もあり。
●公務員を目指す社会人に有益な情報を提供するべく、2021年3月にブログを開始しました。(守秘義務に影響しない範囲で書いていきます。)
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