社会人・就職氷河期世代対象では、論作文試験が実施されるケースが多いですが、論文と作文では対策の度合いが大きく異なってきます。
今回は、就職氷河期世代試験で多い「作文試験」の対策とおすすめの参考書を紹介します。
公務員試験の作文試験対策とおすすめの参考書
公務員試験の作文試験対策
論文と作文の違い
論文試験と作文試験の違いですが、論文試験が「根拠や客観的な事実などを基にして課題の答えを書くもの」に対し、作文試験は「自分の体験や感想を書くのもの」です。
課題も、例えば、論文試験は「外国人労働者の受け入れについて、あなたの考えを述べなさい」といったもので、作文試験は「これまであなたが主体的に改善を図ったことについて、述べなさい。」といったものになります。
論文試験は事前の準備がかなり必要ですが、作文試験は体験や感想を書けばいいので準備は少なくて済みます。
作文試験の準備1(体験談の整理)
作文試験は「自分の体験や感想を書くのもの」のため、事前の準備は複雑ではありません。
ただし、自分の体験を何でも書けばいいというわけではなく、面接試験の「コンピテンシー面接」の考え方と同じです。
入庁後に求められる「コンピテンシー」を把握して、それを意識した体験談を選んで書くことが重要です。(作り話はいけません。)
「コンピテンシー面接」については、次の記事に書いていますので参考にしていただき、求められる要素ごとの体験談を整理しておきましょう。
作文試験の準備2(「考え」の整理)
もう一つの「考え」ですが、「決意」や「志」につながる設問が多いと思います。
これも面接試験の「志望動機」と重なりますので、自分が公務員になぜなりたいのか、何をしたいのかということをじっくりと時間をかけて考え、整理しておきましょう。
作文試験対策にオススメの参考書
「体験談」と「考え」が整理されたら、あとは体裁を整えるだけです。
この点は、参考書などを活用していただければと思います。
次の参考書には「作文」について実践添削例がしっかり書いてあり、おすすめの一冊です。
過去に行政機関で勤務。自ら収集した情報や公務員の知人からの情報(マル秘情報なし)を整理して、ブログでわかりやすく発信します。
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