面接試験でよく聞く「コンピテンシー面接」とは何か?
コンピテンシー面接とは
公務員試験の面接試験において必ずと言っていいほど出てくる「コンピテンシー」という言葉。
コンピテンシーとは
ある職務や役割において優秀な成果を発揮する行動特性
などと定義されます。
簡単に言えば、過去の行動を聞くことで、この特性を確認しようというのがコンピテンシー面接です。
※「コンピテンシー面接」と明確に示されていることは少ないですが、個別面接の中に、大抵、コンピテンシー型の面接方式が活用されています。
コンピテンシー面接の対象
面接の評価項目は、「責任感・使命感」、「積極性・主体性」、「社会性」、「思考力」、「コミュニケーション力」に大きく分かれます。
このうち「コミュニケーション力」は、面接自体のやりとりから主に推察されますが、それ以外の評価項目(「責任感・使命感」、「積極性・主体性」、「社会性」、「思考力」)は、過去の「行動」から評価することもできる要素、つまりコンピテンシー面接の対象となりうる要素です。
社会人・就職氷河期世代の受験者は、これまでの仕事や社会生活の中での経験は豊富ですので、「こういう場合どうしたか」と、行動を聞けば、その人の「行動特性」が判断できます。
その特性が、将来、職務の成果につながるかどうか推測できるため、面接に活用されているのです。
面接担当者向けの本を読んでみるとわかりやすい
コンピテンシー面接が具体的にどのようなものかについては、”面接担当者向け”の市販の本を読んでみることをオススメします。
次の本が最もオススメですので、ぜひ読んでみてください。
(内容は基本的に同じです。活字ベースかマンガベースかの違いです。)
この本を読めば、コンピテンシー面接評価の構造が分かるため、対策を考える参考と思います。
一つ気を付けないといけないのは、評価の構造が分かったからといって、ありもしない行動を作り上げて話すことは、やらないようにしましょう。
ウソの自分を作り上げるは、まず無理ですので、結果として必ず面接の失敗に繋がります。
まとめ
大事なのは、求められるコンピテンシーを知ることです。
求められる行動を整理した上で、自分のこれまでの行動の中で、それができた場面を思い出していく作業をすることがよいと思います。
また、それは面接だけでなく、入庁した後も、きっと生きてきます。
例えば今のコロナのような非常時でも、置かれた状況の中で、自分は何をすべきかと考え、行動する時に「コンピテンシー」が生きてきます。
面接対策を通して、今後、住民のために汗を流す公務員としての「あるべき姿」になるには、どう行動するのがいいかを考える良い機会になると思います。
コンピテンシーは、面接試験対策だけでなく、公務員になってからも生きてくる要素と言えますね。
(面接想定質問はこちら)
過去に行政機関で勤務。自ら収集した情報や公務員の知人からの情報(マル秘情報なし)を整理して、ブログでわかりやすく発信します。
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