社会人向け公務員試験は、何の対策もなくノー勉強で合格できるような甘いものではありません。
SPIなどの簡易な試験も増えてきていますが、それでも競争をくぐり抜けて面接試験に進もうと思えば、やはり、ある程度の対策は必要になってきます。
また、面接試験で、その時点の就業状況をどう答えるかという点も気になる人もいるかもしれません。
一方で、30代以降から公務員への転職を目指す人にとって、仕事を辞めて公務員試験に専念することは、かなりリスクを伴います。
そこで、今回は、仕事を辞めずに公務員試験に合格するのは無理なのかどうかについて書いていきます。
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社会人が仕事を辞めずに公務員試験に合格し、転職できるか?
仕事を辞めていなくても面接試験への影響はない
「仕事を辞めずに合格するのが難しいか?」という問いには、2つの意味合いが考えられます。
1つは、面接で話す時に、仕事をしながらという状態で受験していることがマイナスになるのかどうかという意味からですが、この点は全く問題ありません。
「職場の上司にまだ話していない」という人も少なくないようですし、そんな答えをしても合否に影響があることはないようです。
その答えに試験実施側は、「今の職場から引止めがあるのではないか」「合格して本当に来てくれるのか」という点は気になって詳しく聞いてくるかもしれませんが、それだけで合否に影響があることはないでしょう。
仕事をしながら公務員試験対策をするのは簡単ではないが、工夫次第で対応可能
試験実施上、退路を断って臨まないといけないということは全くありませんが、「働きながら合格するのが難しいか?」という問いのもう1つの意味合いとして、「試験対策を進めていく上で、仕事と勉強の両立が難しい」と考える人もいるでしょう。
問題集などを使った独学で社会人向け公務員試験に合格した人もたくさんいますが、スマートに合格をつかむ人はまれで、大半は、仕事でヘトヘトになって帰って、モチベーションを保てずに挫折するかどうかの岐路に立つ人が多いと思います。
そうした人も諦めず対策を進めるには、やはり「通信講座」などを活用するのが一つの解決策でしょう。
通信講座も、コストのかからないものから、サポート体制が充実したものまで幅広く用意されているので、自分に合ったものを探すのが良いと思います。
なお、このブログでおすすめしているのは、オンライン対応した通信講座を活用して、市販の問題集と組み合わせるという学習方法です。
通勤時間やちょっとしたスキマ時間も活用できるのと、最新の学習機能がモチベーションを保つのにも役に立ちます。
この方法であれば、わざわざ「退路を断って(今の職場を辞めて)」試験に臨むようなリスクを取る必要はなくなるでしょう。
◆公務員試験対策
社会人向け公務員試験の流れ
社会人向け公務員試験の一般的な流れは、次のようになっています。
試験全体を通して、最終的には面接試験が最も重要ですが、教養試験をクリアしないと次に進めない仕組みとなっているところが特徴です。
試験の多さや倍率などを見て「これは厳しい、やめておこう」と思った方も多いかもしれません。
しかし、受験する人の全員がものすごく対策をしてきているわけではありません。
誰でも申し込んで受験できる試験ですので、様々な受験者がいて、この倍率です。
ノー勉で挑もうという人も一定割合いますが合格確率はほぼゼロですので、その分、倍率は下がると考えることはできます。
また、「闇雲に教養試験の勉強ばかりしている」、「大手予備校任せで勉強している」といった人がほとんどですが、それぞれ弱みを抱えています。
こうした層より前に出るには、差別化を図る戦略を持てるかどうかです。
戦略に沿った対策を進めることができれば、合格がグッと近づくはずです。
そこで、ぜひ取り組んでいただきたい合格戦略を考えました。
第一関門の教養試験対策で息切れしないように、全体の対策を早い段階から考えておくことが大事です。
合格をめざすなら、この合格戦略に取り組んでみてください。
試験対策スケジュール
社会人公務員試験の試験スケジュールと対策期間の目安を、整理しています。
対策スタートは半年前を目安としつつも、早ければ早いに越したことはありません。
目標とする試験までの時間を確認して、早速、取りかかりましょう。